家計改善のツボとコツ

家計改善にも「さしすせそ」があるのでご紹介しましょう。

料理の基本で調味料は「さしすせそ」(砂糖・塩・酢・醤油・味噌)の順番があるように、
家計改善にも「さしすせそ」の順番があります。

さ:財布の紐をしめる

まずやるべきことは、『さ=財布の紐をしめる』でしょう。
支出の無駄を減らすことは、家計改善の基本です。

氾濫する情報の中で特に人気があるのが「節約ワザ」です。
しかし注意してください。



「光熱費が年間365円のお得です」というような節約は、50年間でもわずか18,250円の節約にしかなりません。努力の割に、家計改善としてはあまり効果がありません。
それらは「得かどうか」ではなく、「環境」のため、あるいは「物を大切にするという心」という点に資するものだと心得てください。

つまりまず我慢や節約をする前にしめるべき紐があります。

特に効果が大きいのは、『住宅ローンの見直し』です。
のちのちの貯蓄に数百万円の差が出ることもあります。
ただし、これも注意する点があります。例えば「繰り上げ返済しすぎて、教育費が足らなくなり、教育ローンを借りた」というようなケースはNGです。
教育ローンのほうが住宅ローンより、金利は高めです。
つまり、繰り上げ返済をする場合は将来かかるお金も見越して行う必要があるということです。
資金が足りなくならないように計算し、繰り上げ返済する金額を決めるという事が必要です。

生命保険の見直し』も効果は大きいです。
しかし『保険料を減らそうと思って解約しすぎて、必要な保障が足りなくなった』のでは、安心して暮らせません。
「保険料を減らそう」ではなく、『必要な保障はいくらかな? それに合う保険商品はどれかな?』という考え方で行ってください。


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し:仕事を頑張る

「家計改善の為には収入を増やすこと」とよく言われるように、確実に生涯収支が改善されるのが、『し=仕事を頑張る』です。
ただし、やみくもに頑張るのだけでなく、会社に合った資格を取得し、ステップアップを図ったり、転職を視野にいれる場合も、長期的な視点で計画性を持って行動していくことが大切です。

専業主婦が働きに出たり、定年後の再就職なども、家計が大きく改善されます。
生活の為に、毎日働きづめになると思うとイヤになってしまいます。
週に3日だけ5年間だけ、というように区切りをつけたり、
目的・目標を設定して働く場合は頑張れるのではないかと思います。

しかし新しく仕事を変えたり始めたりすると、生活スタイルも変わります。
その変化に対応できるかどうかは、性格や体力、住環境や家庭環境など様々なことが関わっています。
がんばるぞ!という気合だけでは乗り切れない面もありますから、無理は禁物です。
仕事のために家族団らんの時間が無くなった、ストレスで体調を崩した、とならないように夫婦での話し合いが一番必要なところかも知れません。


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す:少しずつ

せ:積極的に運用する

「さ」「し」と違って日本人が一番苦手としているところがこの『す=少しずつ』と『せ=積極的に運用する』です。
それだけに一番重要と言える項目かもしれません。
節約と仕事、いわゆる『支出を減らす』と『収入を増やす』だけで家計改善をしようとするから中々、大変な感じが払拭できないのです。
そこで生活スタイルを変えずに家計改善をするにはこの『少しずつ積極的に運用する』ことが大切となります。

例えば、生活に必要なお金や、数年後の近い将来に使う可能性のあるお金は、元本保証のある預貯金等に預けます。
当面使わないお金の一部は、より高い利回りが期待できる金融商品で運用します。
いつ、いくら必要になるかしっかり把握して、貯蓄の基盤としてコツコツと預貯金で貯めつつも、同時に投資で効率よく増やす事が大切です。
つまり、お金を適材適所に配置する事が必要となります。

しかし「すでに貯めたお金を、減ってしまう可能性もある投資に充てる」というのは、心理的に不安なものです。
まずは『今後入ってくるお金』で投資をしたほうが、気持ちの上で楽かもしれませんね。



毎月こつこつ積立てることができる金融商品はたくさんあります。
金融商品は、値段が安いときに買って高いときに売り、利益を得るというのが基本です。しかし、「いまのこの値段は、安いのか高いのか」「これから値上がりするのか値下がりするのか」ということを的確に読むのは難しいことです。プロだって、そうそう簡単にはできません。

毎月一定の金額を積立てる方法であれば、値段が安い月には大量に買え、値段が高い月にはちょっとだけ買う、ということになります。
つまり、「値段が高いときにうっかり大量に買っちゃって、その後値下がりして大損!」という危険を減らすことができるのです。

投資の原則は、『分散投資、長期投資、複利運用』とどこにでも書いてあり、繰り返し呪文のように唱えられています。
そして投資というと『リスク』という言葉が思い浮かぶと思います。
日本では「リスク」は「危険」という意味で使われることが多いですが、『リスク』=『危険』ではありません
資産運用で用いられる「リスク」という言葉は『ブレ幅』とか『可能性』という意味合いで用いられています。



唯一『リスク』=『危険』になる場合があります。

それは何も行動しないという事です。

最初から完璧にと思わずに、徐々に徐々に理想系に近づけ行動することが大切です。
でもどうやって?
そんなのできない。
難しいし勉強する時間もない。
やっぱり投資は怖い。
と思った方は、次の「そ」をご覧ください。


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そ:相談する

信頼できるアドバイザーに『そ=相談』してください。

自分で勉強をしてライフプランを立て、
最新の経済情報や税金、社会保険、関連法律など最新情報を常に収集して、
それに適したマネープランを立てて……

そんな方法を個人だけで実行するのは、かなりの時間や労力が必要とされます。



ぜひご自身に代わって常に最新情報を仕入れ、家計改善の実行援助までしてもらえる専門家の知識活用するべきです。

病気になった時に医学書を開いて調べて・・・なんてことはせずに病院に行きますね。
訴えられたり、訴えなくては行けない時には、自分で六法全書を調べるより弁護士に相談するでしょう。
それと同じように家計改善の事は、その道のプロに相談することが一番の近道です。

今は金融商品取引法などの施行により、金融商品を取り扱う者の責任が厳しく定められ、法整備も整ってきています。
利用者側としては、相談しやすい環境になっています。
信頼できるアドバイザーに相談し、『さしすせそ』の順番で、ぜひ家計改善を実現させてください。


全てが実行できた場合60才になった時、手元に残るお金が大きく変わっていることでしょう。

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