
1000万円改善塾~第6回~
- 住宅ローンの固定金利終了の時期がきました。資料を見ると変動金利のほうが安く感じるのですが、
変動金利は支払い額が変わるので心配です。本当はどっちがいいの?(埼玉県Hさん) - A:住宅ローン以外の毎年の支出総額を考えた上で変動金利・固定金利のどちらを選ぶべきか考えましょう。
- 景気が低迷する中、住宅ローンのような借り入れ金利はかなり低金利の状況になっています。変動金利の場合は、1%以下の金利タイプも出てきており、「当初の支払額の安さだけみると変動金利が有利に見えます」
でも……本当に全ての家庭が変動金利を選択してしまってよいのでしょうか?
今はまさに低金利の時代ですが、この先もずっとこのままの低金利が続くとは限りません。そして、いざ金利が上昇したときに月返済額が上昇してしまうことが変動金利のリスクなのです。
つまり、変動金利・固定金利を選ぶときには、金利上昇リスクがどの程度生活に影響を及ぼすのかを考えることがポイントになります。
当然のことですが、生活していくうえで支出は年々変化していきます。特に教育費は子供の学年によってかなり変化しています。住宅ローンを考えるときは、住宅以外の支出も含めた『毎年の支出総額』を考慮することが大切です。その上で、どの程度金利が上昇しても家計に影響を及ぼさないか、『金利上昇の許容範囲』をチェックした上で金利タイプを選択することをおすすめします。
Hさんのケースでは、夫38歳、妻36歳、長女12歳(小6)、長男10歳(小4)の4人家族、住宅は5年前に購入し、都市銀行で3000万を5年固定(2.5%)で35年返済で借り入れ(優遇金利全期間優遇0.4%)とのことですが、その場合、現在は月返済額が約10.7万円。今後変動金利を選択すると今の金利で2.075%、月返済額が10.1万円、10年固定金利を選択すると3.075%11.5万円となり、8千円変動金利が得になります。(表にまとめると下記のようになります)
| 現在の状況 | 金利 | 金利プラン | 現在の月返済額 |
|---|---|---|---|
| 現在の金利 | 2.5% | 5年固定金利 | 10.7万円 |
| 今後のプラン | 金利 | 金利プラン | 今後の月返済額 |
| 今後の金利1 | 2.075% | 変動金利 | 10.1万円 |
| 今後の金利2 | 3.075% | 10年固定金利 | 11.5万円 |
| 5年後の金利 | 4.5% | 変動金利 | 13.1万円 |
【表1】上記の数値は参考値となります。実際の数値につきましては、取扱金融機関にお問合わせ下さい。
短期の返済額だけ見れば、一見、変動金利のほうが良さそうに見えますが、もし5年後の変動金利が4.5%になってしまうと、6年目以降月返済額は13.1万円となり、1万6千円支払いが多くなります。
教育費のピークは大学といわれています。お子様の年齢を考えると、長女大学入学の6年後から長男大学卒業までの12年後までの7年間です。
この期間にローンの返済額が上がってしまうと家計を圧迫してしまう要因にもなりかねません。今後の収入見込みも考慮し、当初の返済額が多くなっても今後のことを考えて固定金利を選択しておいた方が安心という結果になるかもしれません。
また、同じ銀行で金利を選択する他にも、ネット銀行を含めて、同じ固定金利プランでもさらに金利が低い銀行に借り換えるということも考えてみるのも良いでしょう。
ポイントは、住宅ローン以外の『毎年の支出総額』もある程度計算し『金利上昇の許容範囲』を把握した上で変動金利か固定金利を選択すること、そして固定を選択する場合は年数も合わせて検討することがポイントです。
新宿ライフプランナーセンター第3支社 ライフプランナー 宮崎 圭史
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